TaKaKuAtの日記

インドネシア語の学習記録です。

植物で錬金術

 

インドネシア語を勉強しているtakakuatと申します。

 

学習歴は約3年ほどで、今年1月にインドネシア語検定A級を受験しました。

(受かる自信はありませんが…)

 

勉強ルーティンとして、毎日インドネシア語のネット記事に目を通すように

心がけているのですが、単に読むだけでは学習が定着している自信がなく、

ブログをアウトプットの場として活用しようと決め、ブログ開設に至りました。

 

ブログは全くの初心者ですので、文章構成など読みづらい点もあるかと思いますが、

私のブログがいずれ皆さんがインドネシア語への興味を持つきっかけとなったり、

学習の助けとなると幸いです。これからよろしくお願いします。

 

 

さて、本日私が読んだ記事は、CNBC Indonesia

RI Punya Tanaman Penghasil Emas, Janda Bolong Lewat! です。☟☟

 

https://www.cnbcindonesia.com/lifestyle/20220207083551-33-313309/ri-punya-punya-tanaman-penghasil-emas-janda-bolong-lewat

 

内容を要約しますと、

Bahasa Indonesia: 

     Elemen-elemen yang diserap oleh tumbuhan bukan hanya air dan pupuk saja, melainkan ternyata berbagai zat kimia bahkan logam berat pun terserap oleh sebagian jenis tumbuhan. Pada umumnya, tumbuhan tersebut menyerap logam berat untuk melindungi diri dari hama. Namun, belakangan ini sifat menyerap logam berat yang dimiliki sebagian jenis tumbuhan ini disoroti para ilmuwan di dunia demi dimanfaatkan pada 2 sisi yang berbeda, yaitu perlindungan lingkungan serta bidang pertambangan logam. 

1. Perlindungan lingkungan

     Tumbuhan penyerap logam berat ini diharapkan untuk dijadikan sebagai "agen pembersih lingkungan". Artinya, dengan menyerap logam berat yang susah terdegradasi dan menimbulkan pencemaran tanah, tumbuhan ini diyakini dapat mengurangi polusi tanah tanpa membutuhkan biaya maupun energi yang besar. Proses ini disebut dengan fitoremediasi. 

2. Pertambangan logam

     Tumbuhan yang menyimpan logam dengan tingkat yang tinggi disebut dengan hiperakumulator dan karena kandungan logam di dalam jaringannya yang tinggi, hiperakumulator ini diproyeksi bisa menjadi penambang logam termasuk logam mulia yang nilai ekonominya tinggi, misalnya nikel perak, emas, platina, dsb. Proses ini dikenal dengan fitomining. 

     Di Indonesia sendiri, ternyata ada tumbuhan-tumbuhan penyerap logam berat seperti ini sehingga diperlukan upaya-upaya dari berbagai pihak untuk menggarap potensi dari fitoremediasi serta fitomining. 

 

日本語:

 一部の植物が、土壌中の重金属を吸収・蓄積していることを皆さんはご存じでしょうか?本来この性質は、植物自身が害虫の食害から逃れるために獲得したものであるとみられていますが、近年この性質を環境保全や金属採掘の分野で活用できると期待されています。

 環境保全の観点においては、不法投棄などにより拡散・溶出した土壌中の重金属を植物が回収することで、土壌汚染が軽減できると考えられており、この取り組みをファイトレメディエーションといいます。

 また、金属採掘では、より多くの金属を蓄積できるハイパーアキュムレーターという種類の植物を用いて、ニッケルや金、プラチナなど経済的価値の高い金属を”栽培”できることが望まれています。これをファイトマイニングといいます。

 インドネシアでも金属を吸収・蓄積する性質を有する植物が生育しており、植物の持つポテンシャルを深掘りしていくために、この事業をより進めていく必要があります。

 

 

単語まとめ:

logam berat: 重金属

logam mulia: 貴金属

fitoremediasi: ファイトレメディエーション(植物による環境修復)

hiperakumulator: ハイパーアキュムレーター(重金属蓄積性植物、重金属高集蓄植物)

fitomining: ファイトマイニング(植物による金属捕集)

mengakumulasi: 蓄積する

mengekstrak: 抽出する、採取する、生成する

degradasi: 劣化、悪化

 

 

この記事でわからない点が一つ…タイトルの "Janda Bolong Lewat" はどういう意味なんでしょうか??

 

推測ですが、 janda bolong は高価な観葉植物であるモンステラのことで、

ここでの lewatは「通り過ぎる、超える」ととらえ、

インドネシアには金を生み出す植物がある。高級観葉植物のモンステラなんて目じゃない!」という趣旨のタイトルなのではないかと思います。

(見当違いでしたらすみません)

 

 

最後に、私がこのニュースに興味を持った理由についてですが、

このニュース記事の下にあるコメント欄に "berita hoax(うそのニュース)" や、

"bikin berita sampah cuma demi viral(世間を賑わすためだけにゴミみたいな話を作る"

などのコメントが見られたためです。

 

確かに植物がそんな可能性を秘めているなんて信じがたい気もしますが、

環境保全と金属産業の発展の両方が実現できるかもしれないという非常に革新的な

取り組みだったため、皆さんにも知っていただきたいと思い今回取り上げました。

 

長くなりましたが、今回はここまでとします。

お読みいただきありがとうございました。

 

 

                                         11 Feb 2022    Takakuat